40代からの転職活動のおすすめは「行動」より「魅せ方」！

家のローンや子供の教育費。
旅行にも行きたいし、実家への帰省代もバカにならない。

なかなか踏ん切りが付かない年齢でもあります。

またこの世代の親は、昭和の時代にバリバリ働いてきており、一つの会社で長く勤め上げる事が美徳と考える人が多いでしょう。
（実際私の親もそうです。）

また、西暦2000年前後の就職は「氷河期」と呼ばれました。

その辛い就職活動と同じことを、この歳からまた始めるのかと思うと、なかなか行動に移せません。

今回の記事は、

・計画通りやれば転職できるぞ！
・我慢して今の会社にいるより、明るい未来がみたい！
・今の会社に勤めながら、いい機会があれば転職したい！

このように考えている方、背中をそっと押してあげますよ。

40代からの転職はメリットはないの！？

・歳を取ってる
・高い年収が必要
・頭が固まってる
・長く働けない

このような事がネックで、40代以上の転職は難しいと言われています。

2022年に転職を成功させた平均年齢も、doda調べで「32.2歳」と、40代からは大きくかけ離れています。

本当に40代からの転職は無理なんでしょうか！？

メリットも必ずあるはず！

経験とスキル

あなたには20年以上働いてきた経験やスキルがあります。

スキルとは何も資格だけではなく、あなたの「経験」です。

そのスキルを今一度見直してみると、必ずあなたの「経験」。

つまりあなたを採用する「メリット」になるはずです。

経験してきたことを仕事に活かせる、あなたにしかない強みがきっとあるはずです。

コミュニケーション力とリーダーシップ

あなたはどんな職務をこなしていたとしても、色々な人と交渉をしてきたでしょう。

営業であれば取引先。

内勤であれば、社内各部署の方。

サービス業であれば、生のお客様の声。

うまく交渉をしながら今まで働いてきた事でしょう。

その交渉力も、あなたの「強み」です。

若い社員を育てていくことも大切ですが、あなたのその「強み」は即戦力ですよね！？

すぐに使えて会社に貢献できることは、メリットでしかありません。

自信を持っていいですよ。

ビジネスネットワークの拡大

あなたが20年以上働いてきた中で、手に入れたネットワークがあるはずです。

同じ業界であれば、そのネットワークは武器になりますし、また企業側もメリットを感じている事でしょう。

また、異職種、異業界に行ったとしても、今までの繋がりがひょんなことから、新たな人脈につながるかもしれません。

こればかりは人生なので分かりませんが、社会人経験が長い人の方が多くのチャンスを持っているのではないでしょうか。

安定した職務遂行能力

今まで仕事をしてきた中で、色々な経験をしてきたことでしょう。

いいことも悪いことも、それぞれが経験値として、次の仕事へつながります。

また仕事に対しての時間やタスク管理など、会社が変われどそのスキルは生きてきます。

むしろ転職し、改めて自分の仕事に対する姿勢を見直すことで、さらにレベルアップした職務遂行能力が発揮できるのではないでしょうか。

このように、年齢を重ねただけのメリットはあるはずです。

それをいかに上手く相手に伝え、「うちに来てほしい！」を思わせられるかどうかにかかっています。

では、転職を考えた時に、何をすべきでしょうか？

転職活動を始めよう…何から！？

なにわともあれ転職活動を始めよう。
転職サイトにも登録した。

…で、

何からすればいいの？

経験・スキルの棚卸し

そう言わずにゆっくり過去を思い出して、書き出してください！

頭でフワッと考えるだけでなく、ぜひ書き出してみてください。

・今までしてきたこと
・結果につながって記憶に残っていること
・人に言われたこと
・上司との面談で言われたこと

色々あると思います。

悪いことも全部書き出せば、これから修正すべき点も分かります。

とにかく書き出して書き出しまくる！

それがベースになり、職務経歴書になっていきます。

・職務の実績
・それをおこなうために意識したこと

大きく分けて、この2つにカテゴリー分けをしながら進めてみてください。

3ヶ月は転職サイトをじっくり眺めよう

転職サイトにいくつか登録していると思います。

まずは転職サイトをじっくり眺めてみましょう。

・どんな会社があるのか。
・自分に合った会社はあるのか。
・給料や福利厚生はどうなっているか。

色々なチェックポイントがあるかと思います。

その中でも気にして見たいのが、「この会社、ずっと募集してるよね…」。

こんな会社も多々あります。

もちろん様々な理由はあるでしょうが、やはりずっと募集している会社は勘繰ってしまいます。

一番思うのが「離職率が高い」ではないでしょうか。

良い風に考えると「社員を絶えず増員しないとそれだけ会社が成長している」とも捉えられます。

しかし考えてみれば分かるのですが、どっちのタイプの会社なのかは、3ヶ月ほど見ていると判断できます。

また、企業情報にもさまざまな傾向が見られます。

募集要項の一番最初に、

・やる気次第で稼げます！
・定時退社でワークライフバランスが取れます！

など。

どちらも魅力的な言葉ではありますが、根本的に仕事をするのですから、どんな仕事なのかしっかり記載している会社の方が、むしろ安心できます。

仕事内容も分からないのに、とにかくやる気で稼ごうと思うでしょうか！？

このような傾向も、転職サイトを眺めていると分かってきます。

転職サイトにも登録し、転職活動の下準備ができたら、次は何をすれば良いのでしょう。

とにかく職務経歴書を添削しまくる

40代からの転職は、「若さ」という武器はありません。

あるのは「経験」という武器です。

何を経験し、どう活かされて会社の役に立ってきたのか。

自分はこんな経験をしてきたという事を示すのが「職務経歴書」です。

「経験・スキルの棚卸し」をした事が、ここで活かされてきます。

また職務経歴書は一回書いて終わりというものではありません。

見直す事で単純な誤字脱字や文章の言い回し、無駄な繰り返し文章などを添削していきましょう。

なんでもそうですが、昔書いた文章って見直すと恥ずかしくないですか！？

職務経歴書も一緒です。

これでよし！と思っていても、転職活動で得た知識で、ブラッシュアップをしていく必要があります。

絶えず見直して良い職務経歴書を作っていきましょう。

スカウトが来るのを待つ

40代からの転職は繰り返しになりますが「若さ」の武器はありません。

もちろん募集している企業へ申し込んでも構いません。

しかし、書類も通らない事が普通です。

なぜかというと、若い人材には以下のようなメリットがあるからです。

・社会人経験が浅く凝り固まっていないので順応しやすい
・この先長く働いてくれる可能性がある
・ぶつかってくるパワーがある

40代にも「経験」というスキルがあることは周知の通りです。

そこで前述したように職務経歴書を死ぬ気で仕上げてください！

そうすれば企業側からスカウトが届きますよ。
（スカウト機能はサイトによって異なります。）

スカウトが届くということは、あなた自信が登録した情報や職務経歴書をいくらか見た上でアプローチしてきています。

40代からの転職は、いかに自分の魅せるか。

そのための活動が必須です。

「気になる」を押す

これも転職サイトの機能によって異なりますが、気になった企業へ「気になる」ボタンを押すことができます。

一種のブックマーク機能であり、自分自身としても気になる企業を集約する機能と思ってください。

同時に、「気になる」を押した企業から「応募してくれませんか」的なアプローチもきます。

それは企業があなた自身に興味を持っているということになります。

再三言ってますが、40代を超えると応募できる企業は大幅に減ります。

興味を持った企業へ応募するというよりは、興味を持ってくれる企業をいかに作れるか。

そのための魅力アップに力を全力で注いでくださいね！

40代からの転職活動は頭を使え！

仕事が嫌で転職活動をする人もいれば、急なリストラで次の仕事を探さざるを得ないなど、さまざまです。

ゆっくり腰を据えて見定めながら活動が出来る人もいれば、明日にでも仕事を見つけたい人もいるでしょう。

繰り返しになりますが、20代であればまだ若さを武器に行動量やこれから働ける年数の多さで、転職先も見つかりやすいでしょう。

40代を越えれば今までの経験がどれだけ生かされるか、どのようなことを会社に還元してくれるかが問われます。

またある程度の給料も必要になってきますよね。

その給料に見合った働きがあるのか。

それを伝えるには、圧倒的な職務経歴書が必要となってきます。

転職への道は閉ざされていません。

閉ざされていると感じるのであれば、それはあなたの熱量の問題です。

何度も今回の記事を読み返し、納得いく転職を叶えてくださいね！