読書は知識や感性を深めてくれ、人間としても成長させてくれます。
時代も進み、様々なスタイルで本に触れる事ができるようになりました。
紙の本を読むことが好きな人もいますし、kindleという端末で手軽に読む人もいます。
kindleとは
kindleとは、Amazonが発売している、電子書籍端末です。
様々なタイプがありますが、私の持っている「kindle paperwhite8GBタイプ(第10世代)」で、小説が約1,200冊入ります。
サイズ感は大体、文庫より少し大ぶりサイズで、男性であれば、片手でガバッと持てるサイズ感です。
その他については、今後の比較検討で、ご紹介させていただきます。
紙の本 vs kindle
ここでは、kindle paperwhiteを使用している事を想定して、記載します。
端末詳細については、Amazonでのkindle販売サイトをご参照ください。
Round.1 重さ
現在のkindle paperwhite(第11世代、以下「kindle」)をAmazonのサイトで確認すると、端末の重さは約205グラムとなっております。
これは、ページ数や紙の質によっても違いますが、大体文庫本1冊の重さと同じくらいになります。
新書でもあまり重さは変わらないとは思いますが、やはり文芸書や参考書、専門書になってくると、重さの面では、kindleが優位になってくるでしょう。
Round.2 厚さ
kindleの厚さは、8.1mmと発表されています。
文庫本は重さ同様、ページ数などで変わってきますが、今回は自宅にある文庫本を測ってみました。
あった文庫は260ページ、約14mmでした。
文庫、新書であればさほど大差はありませんが、文芸書などサイズが大きくなると、差が出てきます。
Round.3 見やすさ
どうでしょうか。
実際、初めてみる方もいるかもしれませんね。
写真では分かりづらいですが、紙の本と遜色なく読みやすいです。
ただ、保護フィルムの質や、使用年数が経ってくると、汚れなどで多少は異なってくると思います。
また、ブルーライトも極限までカットされているため、長時間の読書でも疲れることがありません。
Round.4 バッテリーの持ち
バッテリーは紙の本では関係ありませんが、kindleは充電して使います。
こちらも、使用環境によって異なるでしょうが、1日30分ほどの使用で約10週間程利用可能とAmazonのサイトに記載があります。
Round.5 防水
紙の本に対しての防水については、コメントする間でもないでしょう。
kindleについては、バスタイムを楽しめるくらいの防水機能は完備されているようです。
ただ、kindleもスマホ同様、カバーを着けている人がほとんどだと思います。
カバーが濡れてしまうと、防水もあまり意味がありません。
カフェなどで読書を楽しんでいる際に、飲み物をこぼしてkindleが濡れてしまうことを想定すると、この防水機能は、ユーザーにはありがたいでしょう。
Round.6 書き込み、線引き、付箋
読書をしていて、ポイントなどにラインを引いたり、自分なりのコメントを書く人もいるでしょう。
kindleでも、ラインを引くことができます。
ラインを引いたところを後からまとめて見直すこともできます。
ただ、色は一色しかありませんので、ポイントによっての色分けはできません。
また、書き込みをすることはできません。
もちろん付箋も貼ることはできません。
参考書などは、付箋で色分けして、重要度などを表すことができます。
そういう使い方ができない以上、kindleは参考書や専門書などには不向きと言えるでしょう。
Round.7 図形の表示
紙の本のメリットの一つだと思っています。
ビジネス書などで多い、図形解説が多様されている本は、kindleには向いていません。
基本的に図形は1つの画面で表示されることが多く、文章を読みながら図形を見ることができません。
例えば「図の1と2の相関関係が、3と4とリンクし…」などを書かれていても、なかなか追いきれません。
最近は図形を使った視覚的に分かりやすい本も多いので、それらは紙の本が見やすいでしょう。
Round.8 子どもへの教育
これも紙の本のメリットです。
本を棚に並べておくと、子どもたちが大きくなるにつれて、親の本に興味を持つ時期がきます。
実際、私自身も親の書棚から本を持ち出し、そこから読書にハマりました。
子は、親のすることに興味を持ちます。
本を読んでいる姿を見せる、本を並べておくだけで、子は興味を示すでしょう。
私自身、20代前半に父親が読んでいた山崎豊子先生の「沈まぬ太陽」で、その経験をしました。
父親の姿を見て、「なぜあんなに必死に読んでいるのだろう」と興味を持ったことで、借りて読みました。
そこからが読書生活の始まりです。
そういう面からも、紙の本は、kindleにはない大きなメリットがあると考えています。
kindle vs 紙の本。判定は!?
本当に紙の本もkindleも、双方いいところがあります。
ページが最後に近づいてくる時の高揚感。
紙の匂い、手触りなども、紙の本にしかないメリットです。
kindleには何と言っても手軽さ。
これに尽きます。
移動が多い、荷物も多い方には、非常にメリットが大きいでしょう。
どちらが勝ち負けという振り分けはできず、用途や、生活スタイル、読む本によって、使い分けてみては如何でしょうか。
編集後記:
私のおすすめの喜多川泰氏も思う存分kindleで読むことが出来ますよ。
大空の下、公園などで読むには紙の本が何となく好きです。 出勤、営業中での電車内ではkindleが好きですかね。 人間って勝手な生き物です。
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