子育てママに対して、夫には何が出来るのでしょうか!?
・自分は働いて給料を持って帰ってきているんだ
・その中でやりくりするのが妻の仕事だろう
・夫は仕事。妻は育児。それでいいではないか
夫は、果たしてそれでいいのでしょうか!?
子育てママは給料0円!?
子育てママを年収換算すると、一体いくらになるのか!?
特に生まれたばかりの乳幼児の子育てをしているママは、年収換算で400万円〜1,000万円と、見る情報によって大きく幅があります。
年収400万円というのは、政府が発表した「共同参画2020年10月号」で、専業主婦を月収換算すると19万4,000円というところから、子育ての要素を加味した分を1.5〜2倍して、年収400万円になっているのではいかと思われます。
では、年収1,000万円というのはどうでしょう。
子育てママだって、残業や深夜手当という考え方があってもいいでしょう。
例え寝ている間でも、授乳やオシメ替えで起こされます。
24時間働いていると一緒ですよね。
子どもの命を守り、ミスも許されません。
専門的な知識も必要とするので、子育てを高度労働と考えてもいいくらいです。
私はこちら側の考え方が、子育てママには合っていると考えています。
いずれにせよ、子育てママが年収0円の価値しかないとは毛頭思いません。
今回の記事はそこが論点ではありません。
まずは、
・年収など、わかりやすい数字にすることで、子育てママを理解する
・理解した上で、自分が何をできるか
ここが大切な点です。
その時 夫は何ができるか
子育てママはとにかく大変です。
夫はどこまで理解しているでしょうか。
子どもの面倒を見ながら料理、洗濯、掃除、買い物…
「子どもの面倒」と言っても、昼夜に関係なく授乳、オムツ替え。
泣いているからあやして、せがまれる絵本を読んで。
時には急な病院に連れて行ったり、公園で一緒に走り回ったり。
夫は帰宅後、妻から今日あった子育ての話しされて、
「いや、俺も仕事が大変だったんだぞ」
と、聞く耳を持たないような態度を取ってないでしょうか。
子育てを理解する
まず夫がすべきことは、「子育て」と一括りで終わらせず、理解する必要があります。
夫は毎日の仕事で、疲れていることはよく分かります。
それと同じくらい、子育てママは奮闘しているのです。
・ずっと家にいるじゃないか
・テレビだって観れるし
・上司に指図される事もないし
世の夫はこんな思いを抱く事があるでしょう。
確かに冷たい言い方をすれば、子育てや家事は1円もお金を生んでいないかもしれません。
しかし、子どもの将来を決定づけるような愛情であったり、言動を教えています。
「子どもの成長」という価値を生んでいます。
会社のように利益やお金という感覚ではありません。
生きるか死ぬか。
今後この子たちがどのような道を進むのか。
その土台づくりを担っているのです。
乳幼児は放っておけば死んでしまいます。
食事を与えていても、オシメを替えたり綺麗にしていなければ衛生面に影響が出ます。
その子を「命を守る」ために毎日奮闘していることを、もっと理解する必要があります。
妻は一人で孤独で、その中で育児をしています。
友達と息抜きに電話する余裕もなかなかありません。
SNSで共に子育てをするフォロワーと共感できる時代かもしれません。
それでは、夫の役割ってなんでしょうか。
一番そばにいる夫が理解してくれる事が、やはり妻には何よりも心強い存在になるべきです。
感謝する
もう一つ大切なことは「感謝」することです。
「自分も毎日仕事に行っている」
「お互い様じゃないか」
そう思う人は、その気持ちを押し通せばいいかと思います。
それで、子育てを理解しているとは言えるでしょうか。
毎日の苦労に対し感謝できない人は、あなたの苦労も感謝されないでしょう。
仕事から帰った際、
「今日も1日、子どもの世話をしてくれてありがとう」
この一言が言えるくらい、子育てについて理解する事が大切でしょう。
思いがけない時間を感じてもらう
子育ては、永遠にこの時間が続いてしまうのではないかと思うくらい大変なことの連続です。
子どもが大きくなり、振り返れば大変だったけど楽しかったと思えるかもしれません。
私自身も、ハイハイしていた頃のこどもが懐かしいなと、写真を見ながら思うことがあります。
しかし、たった今この瞬間、子育てをしている人にとっては、一寸先は闇状態です。
そんな時にはやはり子育てから離れる、リラックスする時間を持ってもらう事が必要ですね。
何をするにしても、「時間」。
時間がなければ、仮にお金があっても使えません。
友達がたくさんいても会えません。
そのためには、夫にも以下のような行動が必要です。
好きなだけ自由な時間を過ごしてもらう
子育てママは、100%子育てのために使っている時間です。
その時間から解放してあげましょう。
友達と買い物に行くもよし。
ちょっと旅行に行くもよし。
もし平日に自由な時間が欲しいと言われたら、有給休暇を取ってまで楽しんできてもらってもいいと思います。
ここで勘違いして欲しくない事があります。
「日々の子育てしている時間との引き換えに時間を与える」
ということではないことです。
交換条件ではありません。
あくまで、子育てママが自由な時間を過ごすためです。
もちろん有給休暇のタイミングもあります。
お互いのいい時間で折り合いがつけばOKです。
夫が子育てについて理解をしていれば、妻も夫を理解した時間の使い方をしようとするものです。
それを横柄に「時間を与えてあげている」という姿勢ではダメですよ。
普段の子育てを理解していなければ、鬱憤ばらしと言わんばかりに、散財して帰って来るかもしれません(笑)。
自由な時間をサプライズする
「思いがけない自由な時間を感じてもらう」となると、サプライズもいいですね。
私がよくやったのが、「掃除するから、どっかお出かけしておいで」ということです。
これには、妻が子どもを連れて行く、連れて行かない、どっちでも構いません。
子どもを連れて行けば、家事に追われず子どもと接する事ができます。
またせっかくの時間です。
今までに行った事がない場所へ出かけ、子どもの新たな成長を成長を発見することもできますよね。
子どもを連れて行かないとなると、ゆっくりショッピングや、子連れでは生きづらいカフェなども楽しみですね。
お出かけの時間もそうでしょうが、何より夫が掃除をするという点もポイントです。
妻は子育てで、普段は通常の家事で手一杯でしょう。
夫は重たくて動かせないものを動かし、高くて届かないところを掃除しましょう。
いずれはしなければならない事です。
妻にはゆっくりした時間を過ごしてもらい、自分は家をきれいにする。
これで一挙両得です!
与えることを惜しまない。見返りを期待しない。
「Give & Take」
欲しがるだけでなく、与えることも必要です。
欲しがるばかりはもってのほかです。
与えたらからって見返りを欲するのも、よくありません。
見返りが欲しいがためにやっていると思われても仕方がありません。
これは子育てだけでなく、仕事やプライベートでも言えることです。
子育てママは子どもに見返りなんて求めません。
当たり前ですが、乳飲み子に見返りなんて分かりません。
「育児を手伝ったんだから」「掃除してやったんだぞ」という姿勢は、すぐに伝わってしまいます。
それは「飲み代が欲しいから!?」「週末に遊びに出たいから!?」
せっかくの行動の向こう側に、見返りが見えては元も子もありません。
純粋なテイカー(与える人)になれば、いずれギブ(与えられるもの)はあります。
そのためには、今回の記事を巡ることになりますが、子育てを理解し、感謝する気持ちが大切でしょう。
それは妻も一緒で、夫の仕事を理解し、感謝する気持ちが必要です。
まとめ
子育てママを年収換算するといくらになるのか?
それは「子育てへの理解度」に寄って大きく変わってくるでしょう。
私は自分の年収1,000万円になるまで、絶対に子育てを率先してやろうと決めていました。
年収1,000万円には届いていませんが、他の家族と比べても、夫として一番子育てに関わってきたと思います。
その経験は一生で何度もできる事ではありませんし、やってきて良かったと思います。
もちろん妻に、「俺は子育てをやっている!」と言うつもりはありません。
自分の中で納め、更に子育てに関わっていきたいと考えています。
子育ては無限の愛を与える時間です。
気がつけば子は大人になり、親元を離れていきます。
子と一緒に過ごす時間は、自分の人生の中で僅かしかありません。
そのこの人生を決定づける時間なんてもっと短いわけです。
そう考えると、働いている夫が子育てに関われる時間なんて、もっと少ないわけなんです。
この一瞬は、次の一瞬がきた時には、すでに過去の事です。
どうか2度と戻らない大切な時間を、大切に過ごしてください!
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